◎ 4 半音階の練習法

こんにちは皆さん!
まだまだ暑い日が続きますが、チェロの練習ははかどってますか?
さて、長調、短調の音階を練習することは多いと思います。
しかし、いくら真面目な人でも半音階などあまり練習する機会などないのではないでしょうか?
しかし半音階もとても大切です。
今日は半音階の練習方法について考えてみたいと思います。
そもそも半音階など練習する意味があるの?そう思われがちですが半音も音楽の一部です。練習する意味は必ず見つかるはずです。

あるモチーフが半音間隔で上下したり、メロディーが半音的パッセージを経て解決したりした時、解決の音が異常に高かったり低かったりして、つじつまが合わなくなってしまうことはよくありますね。
またメロディーが半音階的な時も、今自分がいったい何調で弾いているのかわからなくなる時もあります。
そんな時の解決策を探ってみなければなりません。

半音とは単に半分の音なのでしょうか。
ピアノの黒鍵のように隣の音との中間点なのでしょうか。
そんな単純なものではないはずです。
旋律を滑らかに繋げ、音楽に艶と潤いを与えるのはやはり半音階の役割なのです。

音階そのもので考えると、平均律では音階上どの半音も均等ですが音律が変わればかなり不均等になります。
その当たりの学問的に難しいことは専門書に任せることにして、ここでは一般的な演奏に便利な練習法について説明します。

まず重要なことは、半音階でも何調で弾くか調性を決めて練習しなければいけないということです。
まず、半音階をハ長調のCドの音から弾くとC、C♯、D、D♯、E、F…となります。

続く