ツューリヒのスーパー事情

ツューリヒ駅前の橋の袂にはスーパーマーケットCOOPセンターがあります。ここは是非寄ってみて!スイス人の日常生活がわかります。
日常生活用品から食料、ビール、ワイン、酒 何でもあります。特にチーズ売り場は広大でチーズ好きは必見!その一帯、少々臭いですが…
少しずつ量り売りのものを買ってみましょう。
店先には鷄の丸焼きが売っています。これを半羽買ってホテルなどでビールやワインといただくとそれだけで安くて豪華なディナーになりますよ!
スイスのスーパーでは、ワインの1㍑の空き瓶など引き取ってくれます。専用の機械に瓶を入れるとデポジットのレシートが出てきます。それが金券になっていて、それを提示すると買い物の時、瓶代を差し引いてくれるという便利なシステム。
大体においてツューリヒでレストランなどで外食すれば、とても高くつきますのでスーパーなどの惣菜をうまく利用すれば、とても安く上がります。

なお、スイスは環境や資源の問題に真剣に取り組んでいて、大手スーパーではレジ袋や紙袋にはお金がかかりますので注意しましょう。いつも買い物袋は持参すること。レジ袋一枚で約5円、手提げ紙袋が30円ほどかかります。レジの所にぶら下げていてそれを勘定の時に同時に出します。
バーンホーフシュトラーセにはザンクト・アンナホーフといってコープがやっているデパートがあります。家具や生活用品も売っているので市民の日常生活が垣間見られます。ヨーロッパのエスカレーターはどこでも日本のものに比べてとても速いですが、この店のエスカレーターは超速いです。お年寄りの方は特に気をつけましょう!
さてバーンホーフシュトラーセを湖に向かって右手にレーヴェンシュトラーセという通りがありますが、ここにはスイス最大のスーパー“ミグロ”の本店があります。ミグロは元々、山岳地方に生鮮食糧品を届ける移動スーパーだったということを聞いたことがあります。とにかく今ではスイスを代表する大企業のひとつです。売っているものもCOOPよりも多彩です。とにかく何でも売っています。

スイスのスーパーでは、勘定の仕方も今では購入者自ら端末でデジタル方式で行う方式が取り入れられているそうですが(日本のスーパーでもその方式は普及しつつあるそうです)、昔、レジは少なく10分くらい並ぶのは普通でした。一度、クリスマス前にミグロで20分待たされたことがあります。私みたいに“せっかち”(大阪弁で“いらち”といいますが)な大阪人にとってはもう爆発寸前です。
とにかくスイス人の主婦は日本の主婦みたいに毎日スーパーに買い物などには行きません。一週間分くらいまとめて大量に買い物にいくのが普通で、それがレジが混雑する大きな原因のひとつになっていると思いますが、それでも並ぶのは苦痛ではあります。物が良く安いとなればそれも仕方ないことでしょう。

いまでは少なくなったとは思いますが、以前はレジのミスがやたらと多かったです。意図的に間違う店員もいたとか。とにかくレシートと買い物が合っているか常に合わせていること。そればかり気にしていました。
それとかお釣りを大量の小さな小銭で戻す店員とかいましたね。また、あの頃はとにかく単純な計算が出来ない店員がやたらと目立ちました。例えば1501円の物を買ったとして、普通私達日本人は、例えば2001円とか1601円払ったりしますよね?でもツューリヒではそれが伝わらないことがある。それで二千一円をはらうとパニックになる店員が多いのです!レジはあるのですが、まず二千一円受け取った意味がわからない人が多い。考えられますか?面倒臭さくなって、大きなお金で支払う結果、財布の中は小銭だらけになる事も。
お釣りの出し方もとても変わってます。買ったものの金額にお釣りのお金を1番小さな小銭から順番に買った物の金額に足してゆき最後に、さあこれで払った金額と同じになりましたよ、というやり方。これをいちいちやります。これはどんな店でも同じです。
どうですか、面倒臭いでしょう?
でも郷に入れば郷に従え。慣れるしかありません。認知症予防には効果があるかも知れませんがね。