第一番でベッカー版その他20世紀中頃までに出版された古い版を見るとたいてい長いスラーで囲まれてしまっており、やはりバッハをよりロマンチックにメロディックに演奏しなければならない、ということを念頭として校訂されたのでしょう。時代の影響は凄いと思います。 
残念ながらこの組曲6曲のバッハの自筆譜は失われてしまっており、いくつかの写本のみが残されているだけです。その中で彼の二番目の妻であるアンナ・マクダレーナが写譜したものが最も有名です。