1 “地球”という惑星

この本から頭をハンマーで殴られるような衝撃を受けたのは私だけではないでしょう。
14年前、私がこの驚くべき本を何気なく手にとったのは近所の小さな書店でした。本の名前を見ても分かるように初めはよくあるSF物かと思い軽い気持ちで購入し読み始めたのですが、読み進むうちに単なる興味本意の本ではなく、とてつもなく大きな問題を現代人に投げかけている本だということがひしひしと伝わり、もう夢中で読み耽ったのです。
著者ミシェル・デマルケ自身の体験を綴ったこの本の根底に流れることを一言で言うと、地球人よ今こそ目覚める時だ!そして人類にとって何より必要なものは“愛”だ!ということだと思います。
彼によると、一見発展しているように見える地球も他の銀河系の惑星から見ると地球は発展途上で程度の低い原始的な星だというのです。
全宇宙のランク付けによるとカテゴリー1。最低のランク!

また地球人という生命体は元もと地球上で生物学的に自然に発生進化したものではなく、太古の昔、科学技術が最高に発達したある惑星で全面的な核戦争があり、その結果、その星では住めなくなり、やむなくその星から出ていかざるを得なくなった人達の末裔だというのです!
そこで今の自然破壊や環境破壊をやめ、戦争をやめない限り今の地球人も過去の過ちを再び繰り返し、確実に破滅への道を進むしかない、という警告を私達地球人は地球より進んだカテゴリーにある星の住民から突き付けけられているというのです。
いかにして“悲しみの惑星”と他の惑星の人々から呼ばれる地球が最低のカテゴリー1から脱却出来るか。
これは私達現代人類の行いにかかっているのです。
“悲しみの星”ってほんとに悲しく淋しくなるような名前ですよね!

この著者は地球より遥かに進化した星を訪問し、そしてその星の住人や偉大な“大師”達から地球人のルーツとは何か、いかにして人は地球にたどり着いたのか、キリストは何のために地球に送られてきたのか、地球人には今何が必要なのか、などなど人類にとって今すぐに必要とされる重要な問題を一つずつ学んでいくのです。
そしてより大切なことは、この著者は地球人を目覚めさせるという重要な使命を受けてこの本を“書かされた”ということなのです。
そして何とかしてこの体験談を皆に伝えるか、という熱意が読む者にひしひしと伝わってきます。