いろんな理由でチェロを習うことを諦めている方はいらっしゃいませんか?

実はつい先日、初めてSkypeによるテレビレッスンを行いました。

それは今年1月まで当教室でレッスンを受けていたある一人の生徒が遠方に転勤となり、どうしても私のレッスンが受けられなくなったためです。

でもレッスンを続けたいその生徒が提案したのがSkypeによるテレビレッスンなのです。
この方法は長年チェロを教えてきた私にも全く気が付きませんでした。
実際やってみた印象は、これは使えるな、というのがまず第一です。
最初、私にも不安がありました。実際に教師と生徒、目の前でお互いに音を聴いたり、弾き方を見ることができないのですから。何よりも小さなスピーカーでは音の広がりを感じることはできません。

しかし、遠方の生徒にとっては、これしかレッスンを続ける方法はないのです。また新しく先生を見つける。それも確かに選択肢のひとつでしょう。しかし、レッスンとはそんな単純なものではありません。人と人との繋がりがありますから。消耗品を取り替えるようなわけにはいかないのです。また簡単に良い先生(自分に合った先生)を見つけることは困難を極めます。また教師によって教え方もまったく異なりますし、たとえ良い先生が見つかったとしても新しい先生に合わせてまた一からやり直すのは、習う方にとってもチェロの習得とは異なる別の努力が必要です。そして、大きなストレスも伴います。
今回のように都合で急にレッスンを続けられなくなった方、そして何よりも、離島であったり人里離れた所に住む、つまり身の回りにチェロが習える手立てがない方は本当にチェロを習うことを諦めなければならないのでしょうか。

Skype、これはまさしく救世主です。
電波が届く所ならどこでもレッスンができます。まさにリアル「どこでもドア」。

実際使ってみると、勿論、実際のレッスンのようにはまいりません。画面やスピーカーで確認するだけですので細かい動作や指遣いを確認することには先生と生徒にとって、ある程度不便さや制限は確かにあります。しかしカメラアングルを工夫したりすることによって、実際のレッスンにある程度近づけることは可能だと思います。
まず、このレッスン形態に慣れることが大切でしょう。

そして数度に一度、例えば一年に二度でも一度でも、実際の私のレッスンを受けることができれば、普通のレッスンとは何ら変わりのない成果を上げることができるのではないでしょうか。

どうか、いろんな理由でチェロを習うことをためらっている方。諦める前一度当チェロ教室にご相談ください。