先日ある方より電話にて体験レッスンの依頼を受け、先週木曜日、実際にその方のレッスンを実施いたしました。

その方は小学生の頃からチェロを習い、何人もの先生を渡り歩き、現在はあちこちのアマチュアオケで活躍中とのことです。問い合わせ電話ではボウイングに問題があって弓が動かし難く、とてもチェロが弾きにくい、とのこと。ボウイングのことなど電話でいくら説明されても、まったく要領を得ませんので、とにかく体験レッスンに来るよう申し上げました。
そして実際に目の前で弾いていただくと、さすが長年弾いているだけあって、オケのパートなどを結構器用に弾くわけです。
色々問題はありますが、まず当然のことながら弓が真っ直ぐ動いていないことが見てとられました。なぜそうなるのか観察してみますと、すべて右肩を使って弾いていることがわかりました。これでは弓が三日月形に動いてしまい、弓が弦と真っ直ぐに噛み合わず絶対美しい音は出ません。
ではなぜ、肩で弾くようになってしまったのかを観察してみますと、この方はチェロを身体の中央ほぼ真っ正面に構え過ぎていることがわかりました。これでは幼児のバイオリン初心者によく見られるように楽器を身体の真っ正面に構えて、肩全体を動かし窮屈そうにギコギコ弾くのと同じことなのです。どうもチェロは真っ正面に構え、両膝にしっかり挟んで弾くということが一般的なチェロを弾くメージとして定着しているようですね。

これが分かれば後は簡単。チェロの構えを少し左に寄せるだけで良いのです。左半身で構える、つまり左膝にチェロの角を当て、右膝をフリーにするということです。エンドピンを置く位置をほんの一センチが二センチ程、左にずらすだけ。
これで、右半身は大きく解放されます。弓は動かしやすくボウイングも楽になるはず。
レッスンを受けた本人は、納得してお帰りになりました。

このように、長年悩んでいることが、ほんの僅かな工夫で解決されることは実際多いものです。
もし、何年もチェロ演奏で悩んでいることがあれば、是非とも勇気を持って当教室の体験レッスンを受けていただきたいと思います。
まずはメール、または電話を!