川内昌典チェロ教室では音色もさることながら、テンポも重視されます。

レッスン中、私が宿題を演奏していると先生がすっくと立ち上がり、さっと手を挙げました。見ると手には水戸黄門の助さんが悪者にかざす印籠のようなものを持っています。「テンポが違いますよ」と少し険しい顔でおっしゃる。私は八分音符と四分音符を間違えていました。ちなみに先生が手にかざしていたのは印籠なんかではなく、デジタルメトロノームでした。あーおもしろかった!と同時にいい勉強ができました。