◎ 寒いなかにも春の微かな気配を感じる季節になりました。皆さんは相変わらず元気にチェロの練習に勤しんでおられることでしょう。

当教室の生徒達も“元気な人は”日々練習に励んでいます。

今日は現在の当教室の状況をお知らせしたいと思います。

現在、当教室には計16名の生徒が在籍しております。
内訳は垂水教室で8名、大阪教室で8名。男性7名、女性9名です。
生徒数は少ないとは言え職業や年齢は多伎に渡り、まさに社会の縮図です。
小学生も二人いますよ!
 それ以外にも自然に(何の連絡もなしに)レッスンに来なくなってしまった生も何名かいます。残念なことです!

話は変わりますが、辞めるのなら普通、連絡ぐらいすると思うのですが、習う方のモラルやマナーも低下しつつあるのでしょうか。
あるいは、ただ単に軽い気持ちで習っていただけなのでしょうか?
昔、私が音楽を習い始めた頃は、レッスンのスケジュールなどはすべて先生の都合に合わせ、それに合わせて自分の予定を立てていました。どんな習い事もそれが普通でした。だって貴重な時間を自分のためにわざわざ割いて教えて頂くのですからそれくらいするのが当然ではないですか?教えを乞う方も必死でした。
最近、教師と生徒の関係は完全に逆転しましたね!生徒は神様に、先生は教え屋に…。

金さえ払えばそれで終りというのは現代の風潮なのでしょうか。
まあ、教える方も習う方もそれで気は楽なのでしょうが、音楽に限らず世間一般的に、昔のような人と人との繋がり、特に師弟関係は確実に希薄になっているような気がします。
 
失礼、また愚痴になってしまいました。

でも、私のところに真面目にレッスンに通う生徒は皆、確実に腕を上げてますよ!真面目な生徒は少々の無理をしても時間を割いてレッスンに来ます。それだけチェロが好きだからです。まずチェロが大好きなこと、これが上達の基本中の基本、大前提です。
ちょっとだけ興味がある、又はただ何となく好きかも…? ではあまり長続きしませんね。上達も望めません。楽器の習得は厳しいもので、楽しいことばかりではありません。苦しみも楽しみとして捉えるサディスティックな要素も絶対に必要なのです。本当に好きでなければできないことです。
でも最初は好きか嫌いかわからなくても段々と好きになる場合もありますのでどうぞご安心ください。

教師も人間ですから、真面目に練習する人には自分の持てるだけの力を発揮し与えようとしますが、そうでない生徒にはどうしても無難なレッスンになりがちです。これはどうしようもないことです。
過去の例をみれば、真面目に月二回レッスンに来る人なら、大体三ヶ月もすれば簡単な曲は弾けるようになります。半年も経てば三つ四つポジションを使った曲が弾けるようになります。これは、当教室の教材は、いかに生徒の個性に合わせたものを与えているか、正しく指導しているかの表れであり、自負するところでもあるのです。

現在、生徒達は秋の発表会を目指して頑張っています。私は合奏の曲を編曲、写譜している最中です。

以上