◎1 初歩の教材

今回は私がレッスンに使っている教材についてお話しします。

まずレッスンの進め方にも関係してきますが、生徒それぞれによって、特に性格によっても使う教材はかなり異なってきますし与えるタイミングも異なります。(例えば、意欲的であったり受け身であったり、性格が活発かのんびりしているかなど。例えばせっかちな人には穏やかな曲を、引っ込み思案でおとなしい人にはリズミカルな曲を多く与えたりします。)そして生徒がチェロの練習のためにどれだけの時間が割けるかによっても差があります。短時間しか時間を割けない場合、少ない練習でもチェロに対する熱意を失わさせず、やる気を持続させることができるような曲を探します。これはとても難しいことでもあります。

したがってウェルナーの教則本一冊与えておけば全てそれで良しということには全くならないのです。

全くの初心者の期間、例えばチェロを始めて二、三ヶ月くらいの間は、その生徒の理解度に合わせて(人によってかなりの差があります)私が実際に楽譜に書いてレッスンを進めます。場合によれば楽譜を書いてもらったりもします。楽譜が読むことが苦手な生徒には楽譜を読む練習にもなりますので、楽譜を書くということはとても力になるのです。英単語も書けば覚えやすくなるように、書くことによって音も覚えやすくなります。

では次にレッスンでどんな曲を使っているのか、具体的にお話しします。

初級とか中級などをどう区別するのか、どのように線引きするのかはとても曖昧とした話で、あまり意味のないことです。しかしここでは便宜上、一般的な意味においての初級とか中級といった形で説明させていただきます。

続く