今回は私がいつも好んで練習する曲の事や、どんな手順で毎日練習しているかなどを書いてみます。

まず、チェロを毎日いろんなピッチに合わせます。大体A=430から440ヘルツの間です。バッハなどバロックの場合は415前後に合わせる事もあります。
ではなぜそんなにいろんな異なったピッチに合わせるのか。それはバロックや古典、ロマン派の時代は現代よりもかなりピッチが低かった事もあるし、まずいろんなピッチを使用することによって音程感覚を養い、耳を鍛え慣らすことと、ピッチの変化による楽器そのものの鳴り方の変化を楽しむ、ということにもあります。
まあ、ピアノや管楽器と合わせる時は、それぞれの楽器に弦楽器が合わせるしかありませんが。

それは別として、気分が落ち込んでいるときや身体が疲れているときなど、ピッチを下げることによって楽器のテンションを落としてやると、精神的にも身体的にも楽になることがあります。