“音楽の基本は合奏すること”

太古の昔、原始人が
嬉しい時には皆で棒切れを叩いて何か歌のようなものを歌い、皆で手拍子をとった、これも立派な合奏です。
または洞窟で皆で声を出すと自然倍音によりハモる事の気持ちよさに目覚めた。
合奏することは他の動物にはない、ヒトの本能なのです。さて、私のレッスンのやり方の特徴を挙げますと、ホームページにも書きましたが、まず生徒とのデュエットをふんだんに盛り込むこと。

息=気

以前にブログにも書いた通り“合奏”することは音楽を理解し体感するためには1番の早道だからです。
合奏するためには“息”つまり“気”を合わせることが最も重要なことはご理解頂けると思います。音楽だけでなく皆で何か力を合わせる時、私達は、かならず無意識に“せーのーでー!”とか “さんハイッ!”とか言って“息”を合わせるでしよう?
言い換えればあれは“気”を合わせているのです。

いわば“息、気”のないところには音楽が生まれないどころか、普通一般的な社会生活も送れないとも言えるのではないでしょうか。「あいつとは気が合うとか、気が合わない」とかよく言うでしょう?