さらに私のレッスンの特徴して挙げられることは、退屈で意味のないことは強要しないということ。

私のレッスンでは、とにかく初歩の開放弦の段階からデュエットはやります。普通は退屈な開放弦の練習も教師の伴奏によって、美しい音楽になります。教師の音の補助によって生徒の音も矯正されていくのです。全くの初歩の場合でも私が生徒の開放弦にメロディーを乗せます。その時、音楽することの喜びに気づき、目覚めた生徒達の満ちたりた顔を見るたび、私も同様に喜びを感じるのです。ホームページにも書きましたが、教師は生徒の曲に対する要求を高めるためのヒントを与え、芸術に対する感覚を目覚めさせていく手助けをする、これが教師に求められる事の全てだと私は常日頃思っております。
自分の趣味を押し付けたりするものではありません。
また技術を叩き込めばいいということでもありません。

常に楽しく興味を持ってレッスンに臨む事が出来る、
そして決して退屈させないこと。
これはレッスンに求められる最低の条件でしょう。