◎ ヴィルベル弦楽合奏団  スクールコンサート

去る9月7日、ヴィルベル弦楽合奏団のスクールコンサートに出演させていただきました。
とても素敵なコンサートでしたのでお知らせします。

この日のコンサートは堺市の賢明学院幼稚園リヴィエホールで行われました。
天気は予報では大荒れ。しかし当日は普段の良い行いのためか、幸いにも朝から晴天でした。

このヴィルベル弦楽合奏団はヴァイオリン奏者の藤田素子さん(大阪音大卒、私の後輩)が中心となり活動している合奏団です。私も時々演奏させていただいております。

プログラムはモーツァルトのアイネ クライネ…、エルガーの弦楽セレナード、ドボルザークの弦楽セレナード、L・モーツァルトのおもちゃの交響曲などでした。
エルガーやドボルザークの弦楽セレナードなど、とても渋くて幼稚園児にはどうかと一般的には敬遠されることが多いのですが、そんな大人の心配は無用です。
子供達は真剣に聞いてくれました。
美しい曲は小さな子供にも、その美しさが伝わるのです。
また真剣な演奏は子供にもわかるのですね。
知っている曲、知らない曲にかかわらず子供には芸術性の高い曲を真面目に演奏し聞かせることがいかに大切かということが理解できました。大人の一方的な判断は不用です。良い物は子供にとっても良いのです。これこそが子供の情操感を育てるのだと思います。
変に子供に媚びて芸術的に幼稚な曲をやったり手抜きの演奏をしたりすると、子供は素直に反応します。すぐに飽きて、まともに聞いてくれません。
それは単に知っている曲を聞いたという単純な記憶だけにしか止まらず、情操教育には程遠いものとなります。

カトリック系の幼、小、中、高一貫教育校である賢明学院の生徒の行儀良さにはいつもながら感心させられます。しつけが徹底されているのでしょう。
子供達は皆、丁寧に挨拶してくれるのです。私学ならこそできることなのかも知れません。

とてもすかすがしい気持ちで帰途につきました。

以上