時代は「令和」を迎え、大型連休も終わりました。気が緩むこの時期、身も心も引き締めて頑張りたいものです。
私も相変わらずチェロの演奏とチェロ教室でのレッスンなどと、お陰様で忙しく活動させていただいております。
尚、この二週間は先月に修理修復が完了したAnton Hoffmannのチェロを弾きこなすことに余念がありません。
はじめは、私がこのチェロを弾いていたとは言え、弾いた期間は僅か2年ほどで、その後は30年近く妻が弾いていたのです。
まあ、私にとってこのチェロは初めてのチェロと言ったほうが良いかもしれませんね。
実際、二週間このチェロを弾いてみて思うのは、いつも弾いているG・Gaddaとは全く鳴り方やポジションのツボが異なること。とにかく反応が全く異なるのです。
わかってはいても、戸惑います。何と言えば良いのか、よその家で気を使いながら行動するようなもの、自分の家とは全く勝手が違います。
自分の家なら目を閉じていても何がどこにあるか、すぐ探し当てることができるでしょう?あんな感じです。
実際の家でもそうですが、こんなの、すぐに慣れるものです。しかし楽器となればこれがなかなかうまくいかないのです。
取れるはずの音が取れない、
Gaddaでは出ない所にウルフ(唸り)音が出る等々。
楽器と身体は一心同体とならなければならない、といわれますが、本当にそうだと思いました。Gaddaは本当に身体の一部分だったのだな、と。
大分私もチェロの方も慣れてきたとは言え、後もう一息。
来月8日のコンサートでは皆さんに約束した手前、何とか使いこなせるよう、頑張らなければなりません。
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