先週に続き昨日(4月11日)、チェロの修理状態を見るため、再び大阪天満橋にある山本正男さんの工房を訪ねました。
 
添付の写真をご覧の通り、仕事は順調に進んでおります。
先日のブログでは首と胴体がバラバラの状態でしたが、この度めでたくひとつとなり、元の姿に近づいてきました。
 
写真ではネック付け根の部分、つまり表板及び裏板に隣接した部分が白くなっているのが分かると思います。
この部分が今回行った修理における最大の問題箇所だったのです。白い部分がかさ上げされたことになります。
 
元々、このチェロは指板がかなり低く、中高ポジションが弾きにくかったのです。
 
指板が低いとどう弾きにくいのか?
 
特に、左手の薬指や小指が遠くなり(チェロの肩が邪魔になるため)弦が押さえ難くなってしまうのです。高いポジションにも手が届き難く感ずるもの。
 
今回、最適な高さになりました。
 
昨日の時点では、剥がれも直り、指板も削り上がり、テールピースの厚さも削って薄くし軽くしました。
 
後は最終的にニスの剥がれを直すくらいだと思います。
 
この分だと、来週には出来上がるのではないでしょうか?
 
修理代金がどれくらいになるのか、ハラハラドキドキです。
 
出来上がれば、またお知らせ致します。
KIMG0238KIMG0246KIMG0243