DSCN0096DSCN0103DSCN0093オペラハウス周辺

私達はトーンハレを後にして、再び湖に出てきました。更に左へ行き、ビュルクリ広場を通り過ぎると、やがて大きな橋が見えてくると思いますが、あれがケーブリュッケ、湖岸橋です。この橋からは右手に湖、更に左手には湖から流れ出るリマト川の両岸に広がる旧市街を一望することが出来、眺めは素晴らしいの一言です。四季折々とても綺麗な写真が撮れるので、カメラを絶対忘れないように。雪景色など最高です。
橋を渡りきった所がベルビュー広場です。
この広場を横切りそのまま真っすぐに行くとレミ通りの坂道。その先にはクンストハウス美術館やシャウシュピール劇場があります。
このレミ通りの右の角にレストランがあって、その横手にはビールの屋外立ち飲み屋があります。角のレストランの経営なのですが、その空地をうまく利用した形になっています。いつも客で一杯。

真冬でもやっています。冬は周りをビニールテントで覆ってあるので寒くありません。ご安心を。
ベルビュー広場を湖岸沿いに右へ行くとオペラハウスの壮麗な建物が見えてきました。
19世紀末に出来たこのオペラハウスは、演出、出演者、バレー団、オーケストラ共にヨーロッパで5本の指に入る内容を誇っています。ベルク、ヒンデミット、シェーンベルクなどの近代オペラのいくつかはここで初演されました。またヴァーグナーやその弟子ハンス・フォン・ビューローも指揮をしていたことがあるそうです。
パリやヴィーンなどのオペラハウスに比べると、座席数が少なく、表情の細部までが客席まで伝わりやすいので、演奏者にとっては演奏しやすいそうです。私も以前、サイモン・エステスが歌う“マクベス”やルッジェロ・ライモンディが歌う“ドン・ジョバンニ”を聞き、感激した素晴らしい思い出があります。オーケストラピットの上、真横両側の席は、オーケストラや指揮者を目の前で見ることが出来て楽器をやる人にとっては最高の席です。しかし舞台は半分しか見えません。その代わりチケットは安いです。
会場の金ぴかの内装も一見の価値有りです。
オペラを見た後は、近くのレストランで食事をしてもいいですね。ニーダードルフでビールを飲むのも良し。

今日も一日ホントによく歩きましたね!
前回を含めて私達は今回、大雑把ではありますがツューリヒの市街地をぐるっと回ったことになります。

いかがでしたか?