9月に入りあれだけ続いた猛暑もやっと一段落。凌ぎ良い日が続いていますね。
芸術の秋、当教室の生徒達も10月に予定している発表会に向けて最後の追い込みに追われています。
最初、出演を予定していた人が出られなくなったりして出演者の数は少なくなりましたが、その分家庭的な雰囲気の会になることでしょう。
プログラム冊子も出来上がり、会場との打ち合わせも済めばあとは生徒達がしっかり弾いてくれるのを祈るだけです。

今回の発表会では教室の特徴を表す選曲がなされています。
発表会といえば、どちらかというと名曲アルバムのようになってしまうものですが、今回はあまり聞かないような曲も登場しますよ。
例えば、ドメニコ・ガブリエッリの2つのチェロのためのカノン、この曲は史上初のチェロのためのカノン、または現存するおそらく最も古いチェロ二重奏曲でしょう。次にヴィバルディのラ・フォリア(トリオソナタのチェロとピアノ版)。特に珍しいのはアルヴォ・ペルトの鏡の中の鏡という曲、この曲は私も知らなかった曲です。現代リトアニアの作曲家の作品だそうです。生徒が見つけて持ってきてくれました。他はフランク・ブリッジのベルシューズ、等など普段聴く機会がない曲ばかりです。(もちろん、白鳥や鳥の歌などの定番曲もあります。)
その他は、チェロ二重奏、弦楽三重奏、チェロアンサンブルもやります。アンサンブルが多いのもこの教室の特徴のひとつです。

それと特筆すべきは、
私が十数年前まで名古屋で教えていた生徒が久しぶりに弾きに来てくれることです。バッハの無伴奏組曲を弾きますが、はたしてどれくらい成長しているかが楽しみです。

10月15日の13時、神戸の100番スタジオでやります。興味ある方はどうぞ覗きに来てください。
当日、体験レッスンの受け付けも行います。

さて発表会が終われば一段落。旅にでも出ますかね。