チェロの部品とは何でしょうか?

チェロの胴体とネック以外の着脱可能な物のことを指します。

まずはペグ。つまり糸巻きですね。弦を巻きます。次にブリッジ。弦をチェロ本体へと伝える、いわゆる駒です。
その他は、エンドピン。チェロを支える棒です。
魂柱。チェロの中に立っている柱。いろいろありますが、今回、話題にするのがテールピース。
これは、4本の弦を支えてエンドピンに繋げます。
チェロの部品は、どれも音色に影響します。劇的に変化するもので、本当に奥深いものがあります。
材質は勿論、例えばテールピースをエンドピンに繋ぐ紐の長さなど、1ミリ異なっても全然響きは異なります。

先日、久しぶりにテールピースを変えてみました。
今回、見つけたのは裏側を大きく削った製品。
以前からこのような物を探していたのです。
手持ちのテールピースを楽器職人さんに削ってもらったりしたこともあります。
偶然にもタマリンドという硬い木で作られた物が手に入ったので、早速取り付けてみました。
見かけは今使っている、ローズウッドのペグともよく合います。

肝心の音色はどうでしょうか?
裏側を大きく削ってあるためでしょうか、それまで詰まったように感じた音域のある部分が抜けたように明るくなったような気がします。テールピースの紐も少し短めに。全体的に、かなり派手な音色に変化しました。

それで今、少々満足しているところです。

皆さんも、お手持ちのチェロの部品を変えて音色の変化を楽しんでみてください。新たな発見があるかもしれませんよ!
しかし、くれぐれも未経験の方は自分では楽器をいじらないこと!
信頼のおける楽器職人さんと相談してください。

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