私のレッスンでは、課題に対して生徒独自にテンポを決めて練習してもらっています。ハイドンやモーツアルトを弾く場合、その時生徒の決めたテンポというのは大抵通常テンポ内になっており驚きます。遅い曲は例えばですが、60から80の半分、速い場合は倍のテンポ、それより速すぎても遅すぎてもなにか違和感を感じるものなのです。それは私にとって曲はほんとに良くできているなと感じる時なのです。全て脈拍でわかるのですから。また、その時の精神状態でも脈拍は変わるし、音響などによっても微妙にテンポは変化します。そのためにテンポを正確に決定してしまうのも問題があるのではと最近考えたりします。アンサンブルのリーダーにはその場の雰囲気や響きを素早く感じ取る力量が求められます。
続きは次回のブログで
Comments are closed.