◎続き
それから数年間、ほとんど全てのビームの演奏会には出演させていただき、合宿にも参加させていただきました。また先生のお宅に食事に招いていただいたりビームムジカとは家族のように付き合わさせていただいたものです。
ビームムジカは全員が終始家族のような雰囲気で、先生亡き後の現在も全くその雰囲気は変っていません。プロオケによくある(アマチュアでも見かけますが)ギスギスした雰囲気や馴れ合いでダラダラした雰囲気の団体が多いなか、このような雰囲気ってほんとに大切ですよね。オアシスを感じます
これは先生の人徳から実現できるものであって理屈ではないのです。やろうとしてできるものではありません。
長年続くアンサンブルを見渡せばどの団体にも必ず立派なリーダーの存在があるものです。その人格によって人は吸い寄せられるようなものだと私は思います。
さて当日の演奏会は先にも申し上げましたように、和やかさのなかにも緊張感のあるとても立派なものでした。また、メンバー全員がとても伸びのびと演奏していたのが印象的でした。
プログラムは弦楽合奏の名曲ばかり。
まず小さな子供達の合奏から始まり、後は大人の合奏でブリッテンのシンプルシンフォニー、グリーグのホルベルク組曲、その他バッハやヴィヴァルディの協奏曲という盛り沢山なものでした。特にブリッテンやグリーグの曲はプロが演奏してもとても難しい曲なのに、指揮無しにもかかわらず全員見事に弾き熟しておりました。
やはり日ごろの努力の賜物なのでしょう。
会場の音響もとても柔らかい響きで、私自身もとても気分良く演奏することができました。
ビームムジカ アンサンブルの今後さらなる活躍を期待しております。
終わり
Comments are closed.