意識とは?

ヘミシンクは私に意識とは何か、ということを考える上でとても多くのきっかけを与えてくれた、というのは先程もお話しした通りです。
「意識と肉体は独立して存在する。」という事実を身をもって実感できたのです。
“何っ!”
自分イコール肉体、脳がなくなれば自分もなくなる、無になるじゃないか、意識は脳で作られると思っている方も多いでしょう。私もそうでした。しかし現代神経科学では意識が脳で作られている、精神活動は脳内現象ですべて説明がつく、という根拠は、実は“どこにも見つかっていない”のだそうです。
科学者でも死んだら無になるのだ、と主張する人はいますが。それは信仰でありその人がそう思っているだけであって科学ではないということにはなりまませんか。

自分とは何でしょう?自分=肉体?

意識によって現実の世界は作られている、誰も見ない月は存在しない(私など凡人の理解を遥かに超越した理論ですが)、というニールス・ボーアらによって唱えられた超ミクロの世界を探求する量子論、量子力学の基本的概念がひじょうに現実味をおびて実感させられます。
つまり意識の力は物質よりも強く実感をもって存在する(物質<意識、または超ミクロの粒子は意思を伴う?)のではないか?エベン・アレグザンダー博士も“意識は物質の母体である”とまで言っております。物の価値観など180度覆ってしまいますね!しかも量子力学で打ち立てられた法則は単なる仮説や推論によるものものではなく、実験や観測によって裏打ちされたものだったのです。

「基本は意識であると私は考える。物質は意識から派生したものであると思う。…存在するとみなすものすべてが、意識の存在を前提としている。」量子物理学者、マックス・プランク