チェロを弾く事が自分が生きる意味すべてだと日々感じているチェロ弾きの皆さん。こんにちは!
チェロの練習は順調ですか?今日はまず簡単な実験をしてみましょう。
まず簡単なメロディー、例えば誰でも知っている“ちょうちょ”とか“荒城の月”などなんでも結構です。歌ってみましょう。それも息を止めて声を出さず心の中だけで歌うのです。どうですか。歌えましたか? 難しかったでしょう!メロディーを想像することすら困難だったのではないでしょうか。
とにかく凄い違和感を感じたと思います。中には1小節も歌えなかったという方もいるかも知れません。
ビックリしたでしょう!
普段あまり気が付かないのですが、それくらいメロディーと呼吸には深い結び付きがあるのです。
言い換えれば呼吸がメロディー、すなわち音楽を生み出した、とも言えるのです。さあチェロを取り出してください。
次に実際にあの有名なサン.サーンスの“白鳥”を息を止めて弾いてみましょう。皆さん、弾けましたか?
おそらく僅か1小節も弾けなかったと思います。
次に軽快な曲、例えばバッハの無伴奏チェロ組曲第1番よりクーラントを息を止めて弾きます。どうですか。これもかなり違和感があるでしょう?
次に浅い息又は横隔膜を上げた状態で同じく“白鳥”を弾いてみましょう。どうですか?これも変ですね。“白鳥”にならない。
今度は、たっぷりと深く息をとってもう一度“白鳥”を弾いてみましょう。
どちらがいい感じですか?
その差は歴然としてますね。すなわち演奏の良し悪しというのは呼吸の取り方にかかっているのです。
極端に言えば、呼吸のことが解決出来れはその半分以上出来上がったも同然です。
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