皆様、今年も川内昌典チェロ教室を宜しくお願い申し上げます!
 
今年、第一回目のブログの話題は、当教室最寄りのJR放出駅に程近い所にある中華料理店「来々軒」のお話です。
 
以前にも紹介したことがありますが、ここは私行きつけの店でもあり、美味しい料理と最高の温度管理で出すビールや酒が魅力的で、熱烈なファンがたくさんいる店でした。
 
この「店でした」というのは、実は他でもない昨年12月31日、突然閉店してしまったのです。
 
突然のことで私自身、寂しさと空虚感で、今年のお正月は実に冴えないものでした、、、。
 
 
最後にこの店を訪れたのは、昨年12月の前半だったと思います。その時はマスターもなんとか元気そうだったのですが、12月の半ばになって急に体調不良のためしばらく休業するという旨の張り紙が店の入り口に張り出されたのです。
 
ここのマスターは何年か前にも大病を患って長期間休業したことがありますが、73歳という年齢も考えると、この先この仕事をそう何年も続けられるものではないのでは、と覚悟はしていました。しかし、あまりにも急な閉店でびっくりです。
 
「中華仙人」一見取りつきにくそうに見えますが、初めての客にも常連にも同じ態度で気さくに声をかける好人物でした。私の孫の誕生も心から喜んでくれましたっけ、、。
別れは突然来るものですね。
 
この店との付き合いはかれこれ30年になるでしょうか。
 
今でこそ、JR放出駅周辺は夜遅くまで明るく賑やかな街になりましたが、昔は夜になるとほとんどの店は閉まってしまい、それはそれは雰囲気的にも暗い街でした。
 
そのなかで、来々軒の赤提灯だけが仄かに光り、夜遅く放出駅に到着する者にとっては安心感をあたえるまさに灯台のような存在でした。
その頃は午前2時頃まで営業してましたよ。
 
私もその光に吸い寄せられ常連になった一人です。
夜遅く放出駅に帰着した時、来々軒が開いているあの時の安堵感は貴重なものでした。
 
餃子の美味しい店でした!
あの味は決して忘れません。
 
マスター!長いお勤めご苦労様でした。そしてありがとうございました。
今はしっかり、体調を整えて長生きしていただきたいです。
 
ありがとう、そしてさようなら「来々軒」!
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