其ノ四
川内昌典チェロ教室の場合

現在、この教室では生徒数が少ないため、この数年、発表会は開催できておりません。残念なことです。
しかし最近は、生徒数も少しずつではありますが増加の傾向にありますので、そろそろ考えなければならないと思っております。

レッスンは神戸市垂水区と大阪市にある私の自宅でやっておりますので、もしも発表会をするなら、神戸と大阪の間、例えば尼崎とか西宮などの阪神間で出来れば良いと考えています。
生徒が二カ所それぞれもっと増えれば、大阪と神戸を分けて開催する、ということも考えられます。
また、アンサンブルの発表会を独立してやる、というのも面白いかも知れません。

私の普段のレッスンでは練習曲も勿論やりますが、音楽的な練習はデュオを中心に練習しております。つまりアンサンブル中心ということですね。これはアマチュアオーケストラで弾く方々にもとても良い訓練になります。ソナタや協奏曲など、ピアノとのデュオは、私がピアノを弾きます。バイオリンやビオラが必要な室内楽をやる場合は、若干ではありますがバイオリンとビオラの生徒もいますので、心強いです。
アンサンブルをやることによって、生徒はけっして機械的で退屈な曲で怒られ扱かわれることはありません。楽しみながら自然に音楽が身につくような仕組みになっております。

チェロはバイオリン、フルート、ピアノなどに比べると、どちらかといえば地味な存在です。アンサンブルをやることによって、ソロでも合奏でも活躍するチェロという楽器独特の良さが発揮できますし実感もできます。その個性を活かせて、チェロだけのアンサンブルなどは、他のアンサンブルにはない素晴らしく落ち着いた雰囲気を醸し出しすものです。
またピアノとチェロとのデュオはバイオリンやフルートにはない、室内楽の良さを味わうことができます。
これらの良さをアピール出来るような、発表会を定期的に開催することができれば、関西のチェロ普及にも一役買うことが出来るのではないか、と考える今日このごろです。
また発表会開催の折はお知らせいたします。ご期待ください。

おわり