今回は我が家の子供達であり妖精でもある猫達を紹介します。
現在我が家には10匹の猫が暮らしています。
昔から我が家にはいつも猫がいて、私が生まれた時には猫は家族であり、猫と生活することはごく普通のことでした。
しかし私が大学を卒業してオーケストラに就職したころから、しばらくの間は猫を飼わない生活が続きました。猫が死んだ時のショックに堪えられなかったためです。
それが再び猫を飼うきっかけとなったのは、西宮で教室をしていた時に、教室の近くの夙川公園に住み着いていた一匹の野良猫との出会いだったのです。それが写真の“タマ”です。
ご存知の方もあるかと思いますが、夙川公園には野良猫が沢山暮らしています。沢山いるから一匹ぐらい捨てても大丈夫と思うのか、捨て猫をする不届き者が後を絶ちません。
結果として彼らは役所から捕獲に来て処分されてしまうのです。
ある時、数日かけて大規模な捕獲がありました。その時最後まで逃げ延びたのが、このタマだったのです。とても賢い雌猫でした。避妊手術がされていました。元飼い猫だったのでしょう。人にとてもよく慣れています。余りにもかわいそうで、教室の主催者の方が拾って教室で飼っていたのですが、不幸なことに拾ってわずか二週間後に、教室の主催者が急死されてしまったのです。行き場がなくなったタマは我が家に引き取られることになったのです。2005年10月のことでした。
そのタマも我が家で6年間幸せに暮らしましたが、2011年春、老衰のために亡くなりました。処分されたり病死や事故で亡くなる猫は多いですが、タマは幸せな余生を過ごしました。
猫の命も大切な命です。物ではありません。最後まで大切にしてあげてください。きっと彼らは愛情を返してくれますから。
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