◎6 エンドピン
ここで言うエンドピンとは、ネジがある付け根の部分(プラグ)と棒(スティック)のことです。
まずプラグですが、口径が7ミリというのもありますが、8ミリの物と1センチの物が主流です。1センチ用の物はスティックが中空(チューブ)になっている物が多く、棒の材質を選ぶ可能性が少なくなるので8ミリ用の物がオススメです。
棒(スティック)に対してあれこれとこだわっている人は多いですね。でも基本的に重要なことは、エンドピンでは音の本質的なものは何も変わらない、ということです。スズキのチェロがエンドピンを変えたからといってストラディバリに化けることなどないということです。
ですからあまり神経質になり過ぎる必要などないと思います。
私は見附精機社製のカーボンファイバー製直径8ミリの物を使っています。とても軽く音も明るいので気に入っています。楽器全体も軽くなるので楽器を持っての移動がとても楽です。少しのことですが、体の疲れはまったく違います。その意味において最高の材質かも知れません。
さて、エンドピンの材質にはどんな物があるでしょうか。
軟鉄、真鍮、銅、チタン、タングステン、カーボンファイバー、さらにそれらの合金や結合させたもの等様々です。会場の音響、床の材質等で音にはある程度の変化がありますが、あくまで気休め。楽器の本質的なものは変わりません。
つづく
Comments are closed.