1990年代は私たちプレイヤーも景気がよく、私自身常時名品を所有しておりました。その頃は楽器も色々所有しており、それに合わせて弓も沢山集めておりました。例えばJ.B.ウ‘ィオーム。この弓をラッハナーアンサンブル全てのコンサートで使用しました。変わったものではPOIDEVINのバロックボーなど。私が今愛用しているチェロ弓はクリストフシェフェール。これは素晴らしい現代の名弓でかのサルトリーの材料で作られております。もう一つはヒル&サンズ。どちらも全く個性が違います。体調や雰囲気に合わせて使い分けています。室内楽はヒルがいいという場面があります。今はこの二本でこと足りています。楽器との相性の問題もとても深く、なかなかブログでは語り尽くせないものがあります。
いつも痛感しておりますが、生徒に対していかに楽器や弓を予算内で紹介できるか、これも教師に求められる重要な責任だと常々思っております。今まで沢山の生徒がそれぞれ楽器や弓を購入されておりますが、皆さん納得していただいています。
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