その昔、ピタゴラスは純粋な完全5度を積み重ねて音階を作りました。たとえばド→ソソ→レレ→ララ→ミのように この事を12回積み重ねると、またドの音に戻ってきます。(5度圏といいます)しかしここからが悩ましい所で、最終的に戻ってきたたドの音が高すぎるのです同じドなのに高さが違う。つまりオクターブが広過ぎる!
この誤差のことをピタゴラスコンマといいます。つまり5度圏の輪が閉じないということです
完全5度でチューニングすることの最大の問題はここにあります。つまり基本的にハモらないということです。
その高すぎたドの音の誤差をどう処理すればいいのか?
古来、学者達の悩みの種でした