あっという間に今年もすでに水無月、6月を迎えました。
梅雨の季節なのに水がないとは面白い言葉ですね。
  
さて、今年も丁度前半戦を終えようとしておりますが、年の始めに立てた計画は実現されそうですか?

私の計画というか常に第一の目標にしていることは、少しでも良いレッスンをすること。それ以外大した目標などありません。生徒達を一歩でも前進させること。これはいつも同じ。変わることはありません。
そのために自分自身もチェロがもっと上手になる努力をすること。そして色々なことに目覚める。これは良心的な教師なら当然考えることです。自分を常に高め、思うことが音で示すことができなければレッスンが成立しないからです。説明よりまず実践してみせること。

いくら高尚な能書きを垂れても、言ったことを自分で実践してみせることができなければお話にはなりません。絵に書いた餅ではだめなのです。
考えることが深く理解度が増せば増すほど自分の技術も向上するはずです。それは生徒も同じ。理解度が増せば必ず上達するのです。
これが本当の意味での上達であり、思考を伴わない手先だけの上達などあり得ないのです。

私がいつも自分自身の練習で心がけていることですが、生徒が弾いている曲はまず全て自分でも弾いてみます。できればそれぞれの生徒の癖を真似ながら弾いたりもします。やってみると、これはとても難しいことです。
上手い人の真似も下手な人の真似も人のすることを真似るほど困難なことはありません。そこを敢えて下手な真似をするのです。
しかし、その努力によって、初めて今なぜその生徒が弾けないのか、その生徒には何が必用か、抱えている色々な問題が少しずつ見えてきます。
そして実際のレッスンではそれによって発見できたことに応じて対応し、最適な課題を提示すれば良いのです。
まずこの作業ができなければ、レッスンは成立しません。生徒を観察するだけでは本当の問題は見えてこないのです。長い目で見ればその努力は観察力が養われるという結果をもたらしてくれるでしょう。得ることは多いのです。

レッスンでただ、だらだらと弾かせるばかり、あるいは自分の感情を生徒にぶつけるばかり。それではマンネリ化したレッスンになってしまうでしょう。本来の意味で生徒は上達しません。生徒は教師の鏡でもあるのです。生徒を見れば全て分かります。

当教室の生徒達は幸いにもそんな私の地道な努力もあって皆さん、個性を活かせて上達しています。
そして皆さん長くチェロを楽しんでおられますよ。

ちょっと手前味噌すぎましたかね?