五月に入ったと思えばもう連休も終わり、また仕事をするのがつい億劫になってしまいますね。

この数日、大阪でも初夏のような陽気が続いております。

皆様お元気ですか?

昼間は暑くてもまだ五月、夜は結構涼しくなりますので風邪をひかないように注意しましよう!

この季節、緑が少ない大都会でも花は健気に咲き乱れ、木々の若葉は呼吸で吐き出す吐息は春を謳歌するように甘い香りを発しております。

夕方など散歩していても、街角の植え込みや小さな公園を通りかかると、草木の盛んな生命活動を感じます。

そんな時、なぜか物悲しさを感じることがあるのです。

これは幼い頃、夕暮れ時、母とともに銭湯からの帰りに感じた匂いだ!

この香りは? 日差しは?

まだ就職したてで希望に燃えていた頃、一人淋しくアパートの一室で悶々としているとふと遠くから香ってきた香かな? あのとき感じた西日の暖かさなのかも知れません。

あの時、この芳しい香りは、若者特有のあの鬱屈とした気持ちをすっと落ち着かせてくれるのでした。

その頃はいつも何かに対して何故かあせっていましたものね。

時には、

この風の香りは今はもういない、、、あの人と公園を散歩中に
感じた香り。

普段忘れているそんな二度と返らない日々を、無情にも、可憐な花達は思い出させてくれるのです。

あらゆるものに生命力を感じるこの季節、人生の秋を迎える者にとってはこの上なく物悲しいのです。KIMG0027